この世界の片隅に

映画 (この世界の片隅に) を観た

 

たまたま 映画見る直前に 

この間の大雨で 

呉の住宅の一階の窓の半分まで 

土砂に埋もれた というニュースを読んだ

その呉を舞台にしたお話だった

 

広島の原爆の話は聞いたことがある

でも空襲の呉の話は 

映画は初めてかもだ

 

感想は

戦争映画というより 

日常に起こる視点からの

日本人の物事に対する観方はすごいなと思った…

 

主人公すずの 

おっとりとした口調が

弱弱しくふんわり感の印象より

どんな事にもどんな状況にも

あたふたせずに物事を 受け取る

なんか日本人の太さのような感じに観えた

 

防空壕の中で

怖がる姪っ子にママの絵を書いて

安心させる…

イカの絵を書いて

美味しいこと思い出す…

四匹しかない小魚を大きく書いて

笑いながら姪っ子とご飯食べる…

空中で爆弾の煙が色鮮やかなのを見て

ここに絵の具があれば絵がかけるのに…と思うのは

ほんとにこの主人公が 

知能が低いか 

悟ってるかどっちかだと思った……

 

 

戦争という大変な中でも

こうやって生きてきた人たちがいるかと思ったら涙でた(T_T)

 

私は大変なことと思うことがあれば

かなり深刻にあたふたし 

動転したような気がする

戦争中でもなかったけど

私の認識画面は 戦争のようだった

 

時限爆弾で右手と姪っ子を失ったすずは

8/15終戦日に

まだ左手も両足もあるのに

何故まだ戦わないのかと泣き叫ぶ

何故暴力に屈するのかと

 

一緒に映画を観た友達が言う

福岡で会った戦前の人 

90歳越えたおばあさんが

もしまた日本が戦争になれば

どうしますかの質問に

即座に国を守ると

強くおっしゃったのを思い出したと

 

その強さは今の日本人の中にはないと思う…

 

どこに行ったのか

いつからなくなったのか

日本人の力強さ太さは…

 

日本人は骨抜きされてる

 

元の日本人の良さに戻りたい

日本人目覚めさせたい

 

でも

映画のはじめの音楽が

クリスマスソングだった

最後のラストソングも

クリスマスソングだった…

 

はじめの部分聞いたときは

あの時代にもうクリスマス知ってた?

あった?と思ったけど

ラストソングも

クリスマスソングを聞いたときに

日本人すごいと思った

 

何故ならこの映画は

アメリカと戦った映画のことで

敵国から入ってきたものを

この映画で使える日本人は

やはり骨抜きか国際

 

韓国人が作ったら

やはりこういうふうに作らないと思う

むしろ

敵国の音楽を映画に使ったと

バッシングされるかも

 

日本はアメリカとの関係を

意識してもあるかもだけど

 

 

でも

それをこうやって

表現できて 

それをバッシングしない国民性もすごいかも

 

日本の良さは

日本人がよくわからない

 

とにかく折角生まれたなら

わくわくしながら良い未来創りたい

 

そう強く思った映画だった…